philosophy

wbfの哲学

crafted berries by
Wangan Berry Farm

日本のいちごが
世界基準であるために

日本のいちごは、昨今国外へ苗を持ち出し第三国で売られているくらい日本いちごの品質は世界基準であるのです。他国にはない個性を磨き続けてきた先人たちの技術力・生産向上に向けた長年の知恵・知識・経験があるのです。近年では、温暖化による栽培環境の変化の元、九州以東、日本中どこでもいちごの栽培ができるようになりました。しかし、農業に携わる人々の高齢化や経営状態の悪化を背景にいちごの生産量も年々減少傾向にあります。その反面、いちごの需要は旺盛で、さらに各いちごの栽培家たちの個性をフルに発揮したいちごや品種改良のかいもあり世界基準のいちごが生産されております。近年では、アジアを中心に日本の安全、安心かつハイクオリティの生のいちごを求める声が高まっております。

世界のいちごの品質は!?

berries in the worldwide

いちごの生産量世界一は中国で、全体の3分の1を占めるといわれています。特にEUでは、いちごは生食用というよりジャムやコンフィチュールを代表とする加工用が多い傾向にあります。日本を始めるとする生食用に力を入れている国では、生食用の品種改良が積極的に行われております。品種数は300を超え、ほとんどが日本で品種改良行われており、近年では、国外へ苗の持ち出しが話題にもなっております。

Highly upgraded Japan brand's berries

日本のいちごが
評価される理由

品種は300種以上、
出回っている品種だけでも50近くに

日本は生食いちごの消費量が世界一といわれ、品種改良と栽培技術の両面をとっとも世界のトップレベルと言っても過言ではありません。農産物としてのいちごの開発は明治時代といわれ、約120年の歴史があります。現在の食用いちごは、南米チリ原産の品種と北米原産の種をオランダで交配させたものです。その後、品種改良を重ね静岡県の石垣栽培を中心に発展していきました。今では、栃木を中心とした「とちおとめ」、静岡生まれの「紅ほっぺ」、福岡発祥の「とよのか」「あまおう」など人気の品種が食されています。生食用いちごのほとんどは、甘みと酸味のバランスが良く、また大粒のいちごがたくさん生産されているため、他国の人が日本のいちごを食べると、あまりにも甘く、大きく、新鮮であることに驚きが隠せないようです。いちごは、気温、気候に敏感なため、その土地にあった品種が栽培され、ほぼ1年を通して収穫できます。今では、300種以上のいちごがあり、市場に出回っているものだけでも50品種近くがあるとされています。

品種から見る県民性

多様な新品種の育成は食の発展と地域社会への貢献

栽培される品種は、気温・気候に大きく左右されるため、その土地にあった品種が栽培されます。そのため、エリアによって品種が同じになる傾向にあります。また、農林水産省による品種登録制度により新品種の育成者の権利を保護し、栽培できる地域を限定するなどの施策を行っています。

静岡で開発された章姫は、東海地区では非常にポピュラーな品種ですが、鈴鹿山脈を越えた滋賀県に入ると章姫は滅多に食されることはありません。味噌やうどんのだしなどと同様、地域性が非常に表れる食べ物と言えるでしょう。

この地域の品種

local brand's berries

この地域では、章姫が主流でしたが、三重県やJAなどで品種改良や開発が継続的に行われており、「かおりの」「よつぼし」など比較的新しい品種が生産され市場にも出回り、徐々に消費者へ浸透しております。

beyond the next decade

wbfが生み出す
新しい魅力

ただ単に甘いだけではなく、艶、薫り、大きさまでもがバランスよく調和したいちごをどのように生み出すか。湾岸ベリーファームでは、太陽、土、水、風、空気からの恵みを最大限活かし、創造性豊かないちご造りを目指しており、いちご造りのフィロソフィーとして、「満足を超える感動」を追求していきます。

苗づくりは前シーズンから

苗が上手くできなければ、良質ないちご収穫できない

いちごの生産は、まずは苗を育てるところから。秋に苗を購入する生産者もいますが、良質ないちごを生産したければ、春から苗づくりを始めなければなりません。当園では、3月下旬に苗を作るための小株を購入し、それを大きく成長させ苗を増やし作っていきます。プランターに地元産のもみ殻と良質な苗専用の培土を使用して1苗植えていきます。数週間もすれば、ランナー(つる)が出て、その後芽が出てきます。このランナーをプランターに挿し親苗を作ります。これが、6月までに立派な親苗となり、苗を生産してくれるようになります。

夏の育苗が収穫に直結する

酷暑時の諸作業が最終的に品質・収量を左右する

親苗の準備ができる6月下旬頃から親苗から数本のランナーが伸び苗を挿しが始まります。専用の育苗トレーにプランターにも使用した良質な土をたっぷり入れ、そこにランナーを挿していきます。夏の酷暑時における作業は、ハウス内は朝7時でも約35℃。時には43℃まで気温は上昇します。そんな環境の下、手間を惜しまず苗づくりをすることで、太くしっかりとした苗が出来上がります。苗を育てるところからシーズン終わりまでの期間約15か月。一年中365日いちごと向き合い手入れすることで、当園のいちごが出来上がります。

植え付けはヒガンバナが咲く頃

早くても遅くても問題が発生する植え付け

台風シーズンである植え付け時の9月中下旬。ちょうどヒガンバナが咲く頃に苗の定植を行います。苗を植える時期を間違えると収量に直結します。各農園で植え付けるタイミングは、売り先や顧客の動向で変わりますが、ハウス栽培の場合はこの時期になります。今の時代、機械化が進んで稲作においても当然機械で植えますが、高設栽培のいちごは、手作業で苗をひとつずつ植えます。植え方ひとつで成長も左右されますので、誰もができる作業ではありません。植え付けの期間は、早朝から日が暮れるまで植え付けの作業に追われます。

蜂やハエなどの昆虫が不可欠

温暖化によりミツバチの環境が脅かされるように

いちごの花が10月に入り徐々に咲き始めます。いちごの実が実るためには受粉が必要。受粉とは、花粉が雌しべにつくこと。いちごの雌しべとはあの表面の種みたいなつぶつぶから伸びている部分、そのつぶつぶ本体が実は果実、私たちが食べる甘酸っぱくて美味しい部分は花托が発達したも。いちごの花には雌しべがらせん状にならんでいます。受粉ができないと、いちごのかたちが崩れていびつになり、いわゆる不受精が起こり、奇形の果実ができてしまいます。そこで活躍するのが蜂をはじめとする昆虫です。特にいちごの場合は、セイヨウミツバチを使用している農園が多く見られます。ただ、ミツバチは暑さに弱く、近年の温暖化により生育環境及び活動範囲が徐々に狭まり、やがて絶滅する可能性もあるようです。ハチに感謝。

結実して収穫へ

寒暖差を利用してギリギリまで熟させる

花が咲くと品種によってまちまちではありますが10~20の花が咲きます。しかし、それらすべてを実らせてしまうと、実が大きくならない、また、次回転の果房群の成長に影響します。当園では、3~7花(果)に摘花(果)し間引きを行います。そうすることで、大きい実ができまた味も凝縮され生産効率が向上します。当園での収穫は、実の赤さが全体の9割以上になってからしか収穫しません。よつぼしに至っては、95%以上で収穫します。完熟にすることで、いちごは甘さを最大限まで引き出してくれます。残念ながら、長期間の保存はできないため、当日に食べていただくのが一番です。

'24-'25シーズンに向けて!?

Preparation for the next season is already started.

'23-'24シーズンが始まりました。例年よりも高温多湿傾向であった期間が多く、苗への負担が深刻です。当園において、現在、比較的良好な大きな実が出来上がっています。 実は、来シーズンに向けての準備は既に始まっています。現在、親苗をランナーから採り、プランターですくすく育っております。6月からはランナーを土に挿す作業が始まります。

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湾岸ベリーファーム内をご紹介

とれたて完熟いちごgranberryを栽培する湾岸ベリーファームの内部をこちらでご紹介しております。

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農業と食の発展と地域社会への貢献

湾岸ベリーファームは、オープン以来、新しい栽培方法の導入や生産技術へのチャレンジを続け、いちご栽培の発展のため、また農業界・食文化の発展と向上のため、人材育成や働きやすい環境の創出などを実践。地域、自然、未来との共生を目指しております。

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